北朝鮮のサッカーのナショナル・チームが訪仏して10日間、練習をした。北朝鮮は来年の南アでのサッカーの選手権(W杯)に出場することが決まっているが、北朝鮮のW杯出場は1966年の英国大会以来、なんと44年ぶりだ。この時は準々決勝まで進んている。今回は国際サッカー連盟(FIFA)承認の国際試合の企画組織、スポーツ・ライブ・エージェンシーの招待で訪仏したという。ま、ほとんど正式招待に近い。
仏中西部ナント近くのサン・セバスチャンで10月16日に帰国するまで10日間の合宿を行った。この間に地元ナントとコンゴのチームと親善試合を行ったが、2試合とも0ー0で引き分けた。
関係者筋によると、北朝鮮からはコックを同伴したが、キムチ以外は地元の食材による料理を満喫したという。北朝鮮の国民は飢餓で苦しんでいるが、ナショナル・チームの選手ともなれば、エリート中とエリートして厚遇されているのだろう。選手も関係者も屈強で、愛想も良かったという。
W杯には韓国も出場を決めているので闘志満々。練習にも熱が入っていたという。
フランスと北朝鮮は国交がない。欧州連合(EU)では英国やドイツなど、大半の国が国交があるが、主要国では唯一、「テロ国家とは国交など結ばない」(シラク前大統領)というわけで、国交がない。ところが、最近、サルコジ大統領は国交正常化に興味しんしんだ。ミッテラン社会時代の大物文化相だったジャック・ラング氏を北朝鮮専任の大統領特使に任命。ラング氏は11月初旬に北朝鮮を訪問する予定だ。
実はラング氏は先日、東京、ソウルを訪問したが、この時、北朝鮮も訪問する予定だったが、北朝鮮から断られたらしい。それで、再度の挑戦だ。フランスが国交正常化を狙っているのは、核保有国として、北朝鮮の核問題にも、なんとか1枚加わりたいからだが、いまさら、6カ国協議に口出ししても、はじまらないとは思うが、あの手、この手の中に、サッカーという手もあったんだな、と思った次第。


by ansund-59
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