私の周囲の日仏の知人、友人に仏代表監督、ドメネク嫌いがけっこう、多い。
今回も、試合後、一人ではしゃいでいた態度が許せない、という人が多かった。試合後、その周囲には選手の姿は見えなかった。監督のご機嫌を損ねたくないコーチ仲間がいただけだった。なにしろ、自分のクビがつながっただけではなく、莫大な報酬も獲得できるので、笑いが止まらないということらしい。
チームの主将、アンリが「汚れた手」の批判を一身に集め、代表を引退するとか、代表の主将を辞めるとか、アイルランドでは、アンリがC
そもそも、今回も予選突破ができるかどうかの瀬戸際を招いたのは、彼の責任が大きい。欧州選手権でも予選で敗退した。このときも辞任は必至との声が高まったのに、いつのまにか留任していた。2002年のW杯の時も、代表引退を表明したジダンらが復帰してやっと、予選を突破し、2位になったが、このときも、ジダンらへの国家的ラブコールが高まる中、彼だけが熱心に復帰の要請を行わなかった。ジダンがチュラム、マケレレとともに復帰した結果、やっと決勝戦にまでたどり着いた。ジダンの頭突きも、ほとんど彼一人が走り回っていた苛立ちの結果ともいわれている。
仏メディアや事情通によると、自分の使いやすい選手、つまり、自分のお気に入りの選手ばかりを使うから、他の選手がやる気を失うのだという。監督、必ずしも、元名選手である必要はないし、かえってその反対の場合に名監督になる可能性が高いが、とにかく、現役時代にたいした選手でなかったコンプレックスもあり、実力のある選手をどう扱っていいのかわからないだけではなく、彼らへのいわれなき敵意もあるとか。これは監督の資質としては、最低だ。ユースの監督をやっていたので、自分がお山の大将。若い選手を相手に威張っていられたので、代表監督になっても、このお山の大将の味が忘れられず、試合の全体的な戦略や、勝つための采配より、自分の居心地よい状態を優先しているのだそうだ。
一方で、上の人へのゴマすりが上手い。監督就任も、1998年の優勝監督エメ・ジャケの覚えがめでたかったからだという。確かに、ジャケはドメネクの若手の養成ぶりを認めたのだが、若手が成長したときに、使いこなせないことは想定外だったと思われる。毎回、他の監督なら当然、クビという状態にもかかわらず、クビがつながるのも、フランス連盟会長などへのゴマすりの結果といわれている。辞めさせると高い違約金を支払わなければならないので、辞めさせられないという指摘があるが、高い契約金をサインさせる政治力、つまり、上へのゴマすりがそれだけ上手いというわけだ。
それにしても、こういう人って、企業にもよくいる。


by 小バ沢わ
ゴダールは天才かペテン師か